携帯電話の検索

その昔、固定電話の概念しかなかった頃に、自動車電話に出会いました。場所を問わず、いつでもコミュニケーションできるその可能性に大いなるカルチャーショックを受けました。それからケータイというパーソナルコミュニケーションツールが1人1台に迫る勢いで普及を遂げています。

携帯電話の多機能化はとどまるところを知らない。2000年には、カメラを内蔵したモデルが登場し、メールに画像をつけて送受信するという新しいコミュニケーションが生まれた。さらにカメラを写真撮影以外の目的で利用するというサービスも登場。

QRコードなどのバーコードを認識して情報にアクセスするといった方法である。通信機能とカメラが一体になった携帯電話ならではの使い方である。さらに02年に登場したNTTドコモ・N504iSではURLやメールアドレスなどの文字をそのまま認識できるOCR機能をはじめて搭載している。

2008年以降は、3.5世代といわれる、通信速度が数メガbpsのブロードバンドネットワークの普及期に入ります。現在の数十倍から数百倍のデータ通信が可能になるため、外出先から携帯電話を使って会社にある業務資料を素早くノートパソコンにダウンロードすることが可能です。

10年後の未来、携帯電話はどのように進化しているだろう？どれほど想像しても答えは決して見つからない。なぜなら、携帯電話へのニーズは、その時代ごとの生活スタイルから生まれるからだ。例えば、一般化・日常化したときの携帯電話は、個々人のニーズに即してバリエーションを増した。

携帯電話の機能・性能はパソコンに近づき、さらにはパソコンでは実現できない機能を組み合わせたパソコンを超える存在となるでしょう。さまざまな情報機器と無線技術で連携し、情報をやりとりする生活ツールとして、また業務支援ツールとして、より重要な役割を果たしているはずです。

私は、このようなケータイコミュニケーションの可能性に魅せられ、気づけばその動向を調査するようになりました。今後はさらに人の生活に浸透していくケータイについて正しい理解と活用方法を考えていくことができればと考えています。